愛犬と一緒なら2倍楽しい...死ぬまでに行きたい「ドッグ愛」あふれる旅行先10選

<犬を王様なみにおもてなしするリゾートから、どの店も「犬同伴」が当たり前の街、犬と楽しむアウトドア・アクティビティまで>


理想の旅行先はペットの犬と行けるところ――そんな飼い主のための一冊が、クリス・サンテラとD・C・ヘルムスの共著『死ぬまでに犬と旅したい50の場所』だ。犬好きの専門家のおすすめスポットを紹介する同書から、10の目的地を厳選。
※クリス・サンテラ、D・C・ヘルムス共著『死ぬまでに犬と旅したい50の場所』(エイブラムズ刊)から抜粋

01. アンカレジ(米アラスカ州)
「何かをするときは犬も一緒。それをよしとするのがアラスカの文化だ」。犬用品販売店を経営するマーク・ロボコフはそう語る。「
四輪駆動車でのドライブやスノーモービル、釣りや狩猟にも犬を連れていく」。そんなライフスタイルの理由は? 犬ぞり競技が同州の公式スポーツであることも、関係しているに違いない。今では、冬場は犬に引かれて滑るスキージョアリング、夏場は犬が自転車を引くバイクジョアリングや犬と走るクロスカントリーも定番だ。

02. ベンド(米オレゴン州)
「飼い犬と一緒に訪れたり、生活するのに最高の場所だ」と言うのは、犬用アウトドア製品企業の地域統括者ダニ・リースだ。「この町では大半の店舗やビール醸造所に、犬同伴で入れる。個人的には、夏に地元のデシューツ川でペットの犬とウオータースポーツのスタンドアップパドルボードをするのがお気に入り」

03. ヨセミテ国立公園(米カリフォルニア州
同国立公園では、個人用オートキャンプ場や園内の名所ヨセミテ渓谷に張り巡らされた舗装路は、リードを装着した犬なら同伴可。有名な絶景のほとんどを、愛犬と一緒に堪能できる。「私たちがとても気に入ったハイキングスポットはテナヤ湖だ」。公選弁護人志望で、飼い犬ルナとの旅行経験が豊富なケイト・サムザーは振り返る。「ほかの犬たちも湖に入って遊んでいた......おそらく、私が地球上で最も好きな場所の1つだ」

04. ジャスパー(カナダ)
常緑樹の楽園であるジャスパー国立公園は、犬を連れていける自然散策ルートや湖の宝庫。「どの季節も素晴らしい」と、愛犬ドッグター・エリー・サトラーのアカウントを運営するインスタグラマーの
マット・キャンベルは話す。「春と夏はハイキングやカヌー。冬はスキーをしたり、雪靴をレンタルして一面のパウダースノーを楽しめる」

05. アトランタ(米ジョージア州)
犬同伴で入れるビアガーデンや屋外スペースが街のあちこちに。「犬と一緒にハイキングしたり、ベルトライン(市内の鉄道跡を利用した全長約35キロの環状ルート)を散歩するイベントも数多く開催されている」と、愛犬アーニーと暮らすインスタグラマーのジュリー・チャボットは言う。「ほとんどどこにでも犬を連れていけると感じる」

06. マドリード(スペイン)
住民の1割以上が犬を飼い、スペインで最も犬に優しい都市だと胸を張る。国内で初めて犬同伴の地下鉄乗車(混雑時間帯を除く)を認めたマドリードでは、多くの飲食店も「犬歓迎」だ。「(レストランの)エル・ペロ・イ・ラ・ガジェタでは、犬も同じテーブルに着席できる」と、インスタグラマーのケイトリン・ニシムは話す。

07. ベネチア(イタリア)
あまり知られていないが、ベネチア名物のゴンドラには通常、犬も乗れる。「イタリアの文化はとても犬に寛容だとすぐ気付いた」と語るのは、オーストラリアと欧州で犬同伴旅行ブログを創設したシャンドス・クリーバーだ。「うちのミニチュアダックスフンドのシンツェルは、サンマルコ広場での散歩が好きだった。朝早いうちの広場はハトでいっぱいで、シンツェルはその群れに飛び込んで追い散らしていた」

08. ウィーン(オーストリア)
コーヒーやケーキを贅沢に味わえる洗練されたカフェでは、犬もお客様扱いだ。「犬同伴可というだけでなく、犬が迎え入れられている」と、反動物殺処分活動家のアマンダ・クレッカーは強調する。特に外せないのが、1873年創業のカフェ・ラントマンだ。創造性豊かなエスプレッソが有名で、
ジークムント・フロイトポール・マッカートニーも訪れた。

09. 小谷流(千葉県)
日本は世界で唯一、ペット飼育数が子供の数を上回る。複合型リゾート「小谷流(こやる)の里 ドギーズアイランド」では、犬を王族並みにおもてなし。犬の快適さや健康を人間と同じか、それ以上に重視している。ここでは「犬が犬として自由になれる」と、動物保護活動に取り組むタケムラキミコは言う。手作りのドッグメニューが用意され、犬専用プールもある。

10. マーティンボロ(ニュージーランド)
ワイン名産地を巡る全長約485キロのクラシック・ニュージーランド・ワイントレイルの名所の1つ、マーティンボロは「とても魅力的でドッグフレンドリー」だと、犬同伴旅行ブログの共同創設者レイチェル・マキンドーは話す。「私のお気に入りは(地元ワイナリーの)パリサー・エステート。経営者一家は大の犬好きで、最近発表し始めたビンテージワインに愛犬の名前を付けている」。コロンボ・マーティンボロやルナ・エステートも犬に優しいワイナリーだ。

クリス・サンテラ、D・C・ヘルムス

PETLIFE24事務局2023.08.25

NEW 投稿一覧 OLD
このページのTOPへ
Copyright(c) INUKICHI-NEKOKICHI NETWORK, ALL Rights Resrved.