絶滅危惧種のユキヒョウ・18歳「スピカ」死ぬ 熊本市動植物園
熊本市動植物園は、ユキヒョウの「スピカ」(雌、18歳)が死んだと発表した。人間に例えると80代ほど。2006年に東京都の多摩動物公園から来て以来、多くの人に親しまれてきた。ユキヒョウは、国際自然保護連合の絶滅危惧種に指定されている。

園によると、22年10月から血尿がみられるなど体調が悪化。7月下旬から食欲がなくなり、検査や治療を続けてきた。20日になって死んでいるところを飼育員が見つけた。死因は腎不全だった。

 遊ぶことが大好きで、若い頃は柵を挟んで飼育員と追いかけっこしていた。熊本地震(16年4月)の際は、猛獣舎が改修するまで2年半にわたり大牟田市動物園(福岡県)に預けられていた。園では「多くの人に愛されて、長い間楽しませてくれた」と感謝する。

 22日からユキヒョウ舎の前に献花台を設置。スピカの死を悼む。【津島史人】

PETLIFE24事務局2023.08.24

NEW 投稿一覧 OLD
このページのTOPへ
Copyright(c) INUKICHI-NEKOKICHI NETWORK, ALL Rights Resrved.