トマト畑にホオジロの卵…佐賀の農家、カラス・ヘビから守るため巣の周りはわき芽とらず
 佐賀市富士町市川の農業水田強さん(70)のビニールハウスで、トマトの茂みにホオジロが巣を作り、4個の卵を温めている。6年前にも4羽巣立っており、水田さんは「今度も無事に」と見守っている。

ハウスは縦50メートル、横6メートルで、自宅近くの畑に設けている。トマトを収穫していた7月15日に巣に気付いた。トマトの成長を促すため、いつもは茎から伸びたわき芽を切り取って日当たりを良くしているが、今はカラスやヘビから卵を守るため巣の周りだけ茂らせたままにしている。

巣作りに気づいた数日前、地元は大雨に見舞われ、水田さんらがホウレンソウ作りを教えている若手農家のハウスに土砂が流れ込んだ。水田さんは「下を向かずにみんな頑張っている。営巣や産卵はホオジロから私たちへの激励のメッセージなのでは」と笑顔で話した。

卵は11日ほどで孵化するといい、もうすぐ餌をねだるヒナの鳴き声が聞かれそうだ。


PETLIFE24事務局2023.08.03

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