「川で釣り上げた」 ワニガメ捕獲 新潟県警「どう猛なので通報して」
新潟市西区を流れる西川でワニガメが捕獲され、寺泊水族博物館(長岡市)に引き取られた。ワニガメは北米原産で動物愛護管理法により人に危害を加える恐れがある「特定動物」に指定され、ペットとしての飼育が禁止されている。

【安くておいしい餌に動物も歓声?】

 1日午後2時半ごろ「川で釣り上げた」という釣り人が新潟西署にワニガメを持って届け出た。同署は一時保護し、その後、寺泊水族博物館に引き渡した。同館によると、捕獲されたのは雄のワニガメで、甲羅の長さが約45センチ。ワニガメは気性が荒く強固なあごは人の拳を食いちぎるほどの力があるという。

 国内で発見されるのは、飼育されていたものが逃げ出して野生化した場合がほとんどだとみられる。青柳彰館長(64)は「自然に及ぼす影響などを考え、生き物を放さないでほしい」と訴える。同館は約20年前から捕獲されたワニガメを引き取り、現在は5匹を飼育、展示している。

 県警会計課のまとめによると、2012?21年の10年間に県内で捕獲されたワニガメは計6匹。5?8月に水辺で発見されることが多いという。県警は「どう猛なので無理に捕獲せず通報を」と呼びかけている。【内田帆ノ佳】

PETLIFE24事務局2021.08.30

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