ペットとの避難も円滑に 受け入れ可能な避難所、9月にも公表 神戸市
神戸市は、災害時に避難所でのペットの受け入れを円滑に行うためのガイドラインを作成した。飼い主にしつけや備蓄品などの備えを示し、避難所の管理者・運営者に向けて受け入れの手順を明記。ペットを受け入れる避難所を近く市のホームページで公表するという。

市によると、
阪神淡路大震災の発生当時はペットと避難する考え方が浸透しておらず、多くの動物が飼い主と離れ離れに。行政や獣医師会、動物愛護団体などが連携した動物救援本部が設置され、北区の「神戸動物救護センター」では犬1040匹、猫507匹など計1556匹の動物を救護したが、救護中に死んでしまったケースもあったという。

ガイドライン「災害時のペットとの避難ガイドライン」では、ペットと一緒に避難する同行避難を想定。避難所でペットは飼い主と離れて過ごし、飼い主の責任で飼育されることなどが示された。市獣医師会の監修で、日頃からケージに慣らしておくなど災害時に役立つしつけも掲載した。

ペットの受け入れは避難所の管理者と区職員が協議し、個別に対応してきたが、ガイドラインを機に多くの市立小中学校などが受け入れる方針を明示する。市のホームページで公表する避難所リストで、ペットの受け入れが可能かどうかを9月中にも示すという。

ガイドラインはすでに市のホームページで公開しており、概要版を配布するなどして飼い主らに周知する。担当者は「ペットを飼う人たちが災害への備えを考えるきっかけになれば」と話した。

PETLIFE24事務局2023.09.19

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