爬虫類も…ペットと園芸特化の新型店舗 イオン九州が福岡で開業
イオン九州は、ペットと園芸に特化した新型店舗「ホームワイド ペット&グリーン和白店」を14日、福岡市東区で開業する。新型コロナウイルス禍以降、ペットや観葉植物の売り上げが伸びており、この2分野の品ぞろえを増やした店舗で集客を図る。新型店が好評なら他地域での展開を検討する。

イオン九州のホームセンター「ホームワイド」を改装した。売り場面積は約2500平方メートルで、4割をペット関連が占める。生き物の販売では、犬約20種類、ネコ約10種類を扱う。爬虫(はちゅう)類を求める若い女性も増えているといい、トカゲやヘビ、鳥類など小動物を約50種類そろえた。魚類や植物も多数販売する。

 ペットは室内飼育の広がりで、より親密な「家族」として接する家庭が増えている。高額な最新医療を施したり、健康状態や年齢に応じて餌を厳選したりする飼い主は多く、慢性疾患を抱えたペット向けの商品など、餌やサプリメントも多様化。犬・ネコ用で1000種以上をそろえ、生肉や菓子などの冷凍食品も充実させた。

一方、動物の店頭販売を巡っては動物愛護の観点から欧米で規制が強まり、国内でも販売からの撤退を表明した量販店もある。ただ、ホームセンターでペットを求める需要は強く、店に動物がいることで、インターネット通販にはない買い物の楽しさを演出できる利点もある。

 13日、報道向けの内覧会で取材に応じたイオン九州の柴田祐司社長は「国内でも規制は強まると思うが、法令を守り、動物のストレスを軽減しながら継続したい」と話す。店では広めのケージで飼育し、保護された犬・ネコの譲渡会も年に数回開く。【久野洋】

PETLIFE24事務局2023.09.19

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